鰊地下鉄道・企画室

▼「A列車で行こう はじまる観光計画」をはじめました。ご要望があれば記事を更新します。▼『A列車で行こう3D』『みんなのA列車で行こうPC』の「水と絶壁の間で」もよろしくお願いします。nishinchikatetudo@gmail.com

【はじまるA列車】「夢と希望の街」難易度達人・全子会社開始時即時処分・以降子会社コマンド全禁止・貿易港誘致禁止プレイ

画像

 

A列車で行こう はじまる観光計画』制限プレイ。

第二弾は、チュートリアルマップ2「夢と希望の街」です。

難易度「達人」にて、以下の制限を課して、プレイしていきます。

 

1.シナリオ開始時、全子会社を即時処分。

2.以降、子会社コマンドの使用を禁止。子会社の新規建設、買収、売却全てを禁止とします。

3.貿易港誘致禁止。

4.ボーナス設計図使用禁止。このマップで使う新車両は、全てプランより改めて開発し直すこととします。

 

なお、1.の付帯条件として、「子会社即時処分直前の、銀行融資利用は可能」とします。つまり、開始日時の9:00に銀行コマンドを用いて、最大融資を受けることは許されるとします。

 

条件:年間観光客数20万人以上 街全体 3年以内

   株式公開            4年以内

 

方針:年間観光客数は、隣接する3方向の隣町(南・北・西)と

   交通網を結べば、普通に達成出来ます。そんなに難しくありません。

   問題は、株式公開です。

   株式公開に必要な条件の一つとして、

   剰余金が一定の金額以上あることが課せられており、

   どうやって剰余金をプラスに持っていくかが、

   この制限プレイの最も重要な点となっていきます。

 

0.開始時の作業、状況設定

銀行コマンドより、最大金額の融資を受けます。

画像

画像

今回の制限プレイのルールに従い、所有子会社3社

(イベリアランド、リゾートホテル、植物園)を即時売却します。

画像

画像

各子会社売却前と、売却後の損益計算書です。

子会社3社を即売したことにより、手持ちの現金は増えましたが、

150億円を超える特別損失(固定資産売却損)が計上されてしまいました。

これでは、さすがに、今年度の黒字決算は難しいですね……

 

画像

画像

シナリオ開始時の賃貸対照表と、

銀行融資を受け、全子会社を即時売却した後の賃貸対照表です。

「総資産」側の「現金預金」が増えている一方、

「建物」が大きく減少し、

結果、「総資本」側の「利益剰余金」が大きくマイナスしています。

以上のような財務状況から、今回の制限プレイは開始されます。

開始時に背負ってしまった利益剰余金の大幅なマイナスを、

いかに回復し、株式公開にまで辿り着くかが、

本制限プレイの主要な攻防ポイントとなります。

 

画像

 

即時処分を行ったことにより、旧イベリアランドの遊園地は、

観光地としての指定を失います。

(ですが、少し時間が経つと、無名の「遊園地」として観光地に再び指定されます)

 

1.交通網の整備

子会社コマンドを全て禁止している以上、

鉄道利益、もしくは資源関連利益に収益を頼ることとなります。

その二事業の利益を確立すべく、交通網を整備していきます。

 

画像

大間駅、大間館山駅を拡張、既存の鉄道を複線化し、

南隣町と西隣町を複線で接続しました。

この、複線化した西南線には、後ほど駅ビルを建てていきます。

それが主要な収入源となります。

駅舎周辺の土地を予め確保し、駅ビル化への準備をします。

 

駅ビル化の障害になる大間駅前の交番は、早い時期に買収しておくべきでしょう。

交番は公共施設のため、用地コマンドより買収を行います。

子会社コマンドは用いないため、

今回の制限プレイのルール違反にはなりません。

 

大間駅前のバス停留所から、杉尾温泉に向かうバスを走らせます。

 

また、この西南接続路線は、資源売買にも用います。

西と南には、農産物の輸出案件が時折発生しますので、

西の農業組合所で獲れた農産物を、適宜輸出してお金を稼ぎます。

(農業組合所の農産物を、取扱い可能な位置に、駅を作りましょう)

また、西で生産された資材を、南に輸出することも可能です。

資源取引の案件を適宜確認し、良い儲け話があったら、契約を結びましょう。

 

 

画像

大間駅から、遊園地(旧イベリアランド)までの鉄道を敷設。

北隣町からバスを走らせ、遊園地前のバスターミナルで乗り換えるようにします。

 

このマップは、最初から道路網が整備されています。

北隣町から、旧イベリアランド前のバスターミナルまで、バスを走らせます。

北隣町から来た観光客は、ここで乗り換えて、

大間駅から杉尾温泉に向かいます。

また、西隣町と南隣町から来た観光客は、ここで乗り換えて、

追真神社方面へ向かいます。

画像

北隣町から遊園地までの間に、バスターミナル(バス停)を設置します。

バスターミナルから乗換え可能な位置に、鉄道駅を設置し、

追真神社との間を単線で結びます。

(こういう場面で、路面電車を使いたいところですが、

残念ながら本作にはありませんね。)

 

もちろん、北隣町へは漁港で獲れた水産資源を輸出します。

 

2.運輸事業の拡大

 

画像

しばらく時間が経つと、売却した旧イベリアランドは、

無名の「遊園地」として観光地に再指定されます。

 

画像

バス輸送力の強化のため、新しく二階建てバスを開発します。

ボーナス設計図にも、他マップで用いた二階建てバスが既に存在しましたが、

制限プレイのルールに則り、プランメニューにより新規に開発しました。

 

画像

大間駅は、三方向の隣町からの観光客が集まり観光地へ向かう、

地域最大のターミナルとなっています。

 

・杉尾温泉に向かう、三隣町全ての観光客が、この駅で下車しバスに乗り換えます。

・西隣町、南隣町から遊園地、追真神社に向かう観光客は、この駅で乗り換えます。

 

必要に応じて、鉄道の編成数、車両数を増やし、輸送力の増強に努めます。

各方面の観光客が乗り換える大間駅は、利用者数が大きく増加し、

勢いよく発展していきます。

お金がたまり次第、駅ビル2に改築します。

 

(正直、一年目は何をどう頑張っても赤字決算が確定しているので、

来年五月の法人税は80万円しか取られません。

前のめりにバンバン開発していきましょう。)

 

 

画像

各観光地への輸送網が充分に整備されていたら、

年間観光客数は、初年度中に達成できるでしょう。

 

3.一年目決算~二年目

画像

 旅客事業は、順調に展開出来ています。

 

画像

 一年目終了直前の、賃貸対照表です。

この一年で、利益剰余金の赤字はかなり減少しましたが、

まだプラス域には遠い状況です。

 

画像

一年目決算時の、損益報告書です。

鉄道、道路運送、資源関連のどの事業も、売上としては黒字を計上しています。

売却案件にも恵まれ、この年は資源関連利益が特に大きいです。

ですが……

 

画像

シナリオ開始時に背負った、巨額の固定資産売却損は、

単年度では流石に挽回できませんでした。

一年目は、赤字決算となります。

このゲームのラスボス、法人税が発生しないのが救いです。

 

画像

二年目も、気を緩めずに鉄道事業の拡大に努めます。

写真は、マップ西側の農業組合所付近に設置した駅です。

農産物を積み込むために作った駅ですが、周囲が発展してきたので、

ここも駅ビルに改築しました。

(この駅と前後して、大間館山駅も駅ビル化しています。

建築費と租税公課諸々を含めて、

駅ビル一棟が25億から30億ぐらいの値段がします。)

 

画像

利益剰余金がマイナスのため、株式配当が出せません。

当然、株主信頼度は減少します。

株主信頼度が0になると、社長解任、つまりゲームオーバーになってしまいます。

果たして、いつになったら配当が出せるのでしょうか?

 

画像

 二年目の、終了直前、3月14日。

この日初めて、利益剰余金がプラスを記録しました!

ですが……

 

4.二年目決算~三年目突入

画像

二年目決算時の、損益報告書です。

鉄道利益が伸びた一方で、資源関連利益が半減してしまいました。

画像

全体としては、それなりの黒字決算です。

ここで赤字になってしまったら、株式公開の条件の一つである

二年連続黒字が満たせないため、ゲームオーバーが確定してしまいます。

取り合えず、第一関門は突破という所でしょうか。

しかしながら……

画像

年度を跨いだ瞬間に、利益剰余金が、再びマイナスに転じてしまいました!

これは「総資産」が減少し、「総資本」が増加したためです。

 

詳しく言うと、

「総資産」側の「固定資産」中の「建物」「構築物」「車両運搬具」が

減価償却により、資産価値を減らしている一方で、

「総資本」側では、「流動負債」に、法人税その他の税金が

昨年度の利益に応じて新たに発生するためです。

「年度を跨ぐと、持っているものの価値が、時間の経過で減ったと見なされるのに、

払わなければならない税金は発生してしまう」という感じですね。

 

利益剰余金を再びプラスに戻すために、三年目も頑張らねばなりません。

 

……三年目の七月も、株式配当は出せませんでした。

鉄道利益は順調に伸びる一方で、西から建築資材を輸入したことや、

逆ザヤの農産物案件を気づかずに受託してしまい、輸送に励んだ結果、

資源関連利益は、ほとんど得られませんでした。

明らかなミスですね。

それでも、

画像

 12月31日には、利益剰余金が再びプラスに転じました。

借金は完済しました。

去年より3か月弱早いスピードです。

来年度までに、どこまでこのプラスを伸ばせるかが勝負です。

 

画像

駅ビルと通勤型車両だけで、年間鉄道利益が70億円まで伸びました。

特急型車両の開発も検討しましたが、

プランメニューからの開発自体に費用がかかること、

車体自体が高価なこと、

不要になった通勤型車両を売却する際に発生する固定資産売却損などを考慮し、

断念しました。

経営判断として、守りに回ってしまった感じですね。

 

画像

三年目の終了直前。3月30日の賃貸対照表です。

22億円のプラスとなっています。

このペースで利益を確保できるなら、何とかクリアは可能でしょう。

 

5.三年目決算~クリアまで

画像

三年目決算時の損益報告書です。

鉄道利益が続伸している一方で、前述の理由により、

資源関連利益がほとんど出せていません。

画像

画像

それでも、黒字決算2年連続は達成できたので、

株式公開に向けた第二関門は、突破できました。

 

画像

画像

年度を跨ぎ、剰余金は再びマイナスに転じました。

(100億円ぐらいの価値があった「構築物」が、95億円ぐらいになっています。

「構築物」の減価償却は20年計算なので、年に大体5%ずつ減っていくというのが、

目に見えて分かりやすいです。)

株式公開はまだ実行出来ません。

 

株式公開の前に、7月1日の株式配当が待ち構えています。

その時点までに、剰余金がプラスに転じていないと、株式配当が出せません。

今年も無配当ですと、株主からの信頼を失い、社長を解任!

ゲームオーバーになってしまいます!

 

しかし、このペースなら、何とかなるでしょう。

画像

6月4日、剰余金が再度プラスに転じました。

 

画像

7月1日の、株式配当日です。

株主の機嫌を損ねたくないので、

利益剰余金の最大限まで配当金を出してしまいましたが、

何%ぐらいの配当利回りが最適解なのでしょうかね?

 

画像

手持無沙汰なので、大間駅の西側に、支線などを敷いてみたりしています。

4年目には、この他にも無駄な路線を伸ばしたりしていますが、

いずれもイマイチな結果に終わりました。

 

画像

9月下旬には、剰余金も再び回復。

 

画像

画像

画像

結構期限ギリギリになってしまいましたが、

株式公開を無事完了し、クリアとなりました。

 

6.クリア時データ

画像

ゲームクリア時の売上報告書です。

駅ビルのおかげで鉄道利益が順調に伸びているのと対照的に、

資源関連利益が減少しています。

資源利益の減少は、前述した自分自身のミスが大きいですが、

やはり取引案件の運もありますね。

当然ながら、子会社損益は全ての年次で0円となっています。

 

画像

各観光地の来客数とランキングです。

旧イベリアランドの遊園地は、最下位となっています。

 

画像

 年間観光客数は、毎年40万人前後が来るようになっています。

 

画像

クリア時の路線図です。

最終年度に、調子に乗って支線を何本か伸ばしましたが、

目立った成果は上げられませんでした。

大間駅から遊園地を結ぶ鉄道も、単線で良かったかもしれません。

 

画像

観光客の乗換え地点として、大きく発展した大間駅です。

 

画像

バスターミナルから、追真神社までを結ぶ孤立路線です。

周囲はそれなりに発展しています。

今回の攻略では、特急車両の導入は見送りましたが、

支線や孤立路線のために、近郊型車両ぐらい開発しても、良かったかも。

 

水産資源を北に運ぶための、水産倉庫の青い屋根が目立っていますね。

 

以上、

「夢と希望の街」難易度達人・全子会社開始時即時処分・以降子会社コマンド全禁止・貿易港誘致禁止プレイ

でした。