鰊地下鉄道・企画室

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【はじまるA列車】「通える古都を目指して」難易度達人・全子会社開始時即時処分・以降子会社コマンド禁止・角地接続禁止プレイ(バス不使用)

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A列車で行こう はじまる観光計画』制限プレイ。

第三弾は「通える古都を目指して」です。

難易度「達人」にて、以下の制限を課して、プレイしていきます。

 

1.シナリオ開始時、全子会社を即時処分。

2.以降、子会社コマンドの使用を禁止。子会社の新規建設、買収、売却全てを禁止とします。

3.角地接続禁止。

4.ボーナス設計図使用禁止。このマップで使う新車両は、全てプランより改めて開発し直すこととします。

 

1.と2.に関しては、前回の記事(「夢と希望の街」制限プレイ)と同様です。

nishinchikatetudo.hatenablog.com

 

3.に関して少し説明をします。

「角地接続」とは、「隣町同士が近接しているマップ上の四隅において、マップ内の駅や停留所を介さず隣町同士を著しい短距離で直接接続し、不自然な路線・道路網で安直に高い利益を貪る行為」とします。距離については、明確な規定はありませんが、鉄道、道路運送、資源の全ての項目が対象となります。

このマップ上においては、北西の隅と、南西の隅における、両隣町の直接接続が対象となります。

 

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北西の角地・瀬塚。

 

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南西の角地、由崎

条件 住宅経済規模200億円以上 街全体 3年以内

   年間観光客数100万人以上 街全体 3年以内

   鉄道総延長120㎞         3年以内

 

方針:この街に所在する3か所の観光地は、極めて集客力が高いので、

   観光ルートを普通に整備するだけで、観光客数の目標は達成できます。

   鉄道総延長目標があるので、ルートは全て鉄道で整備します。

   整備された鉄道網上に適宜、駅を設け、街の自然発展を促します。

   難しくはない条件ですが、子会社を完全に縛っているため、

   開発のスピードはゆっくりしたものになるでしょう。

 

0.開始時の作業、状況設定

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シナリオ開始直後に、所有している子会社を全て売却します。

お土産屋1、茶屋、売店、伐採所、いずれも即時処分です。

 

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ゲーム開始直後と、即時処分後の損益計算書です。

伐採所以外の3社からは、少しだけですが固定資産売却益を得られますが、

大きな変化はありません。

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同じく、開始直後と、即時処分後の賃貸対照表です。

大きな変動はなく、ゲームの展開自体には、さほど影響がありません。

 

このシナリオは古い年代のため、建設可能な大きな子会社が無く、

攻略において子会社部門が占める影響力が元々大きくありません。

今回の制限プレイでは、

住宅の建設や転売による住宅経済規模のブーストが出来ない、

デパート、映画館経営が出来ない、

伐採所の追加建設による木材資源の算出、取引が出来ないなどの、

少し不利になる要素はありますが、

大きく苦戦することは、あまり無いでしょう。

全体的に、開発が少し遅くなる程度です。

 

1.南北の複線接続

まずは初期路線を延長し、南北の隣町を複線で接続。

マップを縦断する路線を敷設します。

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天麻、奈桜駅はもちろんホーム増築。

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路線図です。何のヒネリもなく、そのままですね。

南北を結ぶ旅客列車を運行します。

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マップ北の、農業組合所の近くに駅を建設します。

今回は「北奈桜駅」となっています。

ここだけは2面3線の駅とし、農作物を北に輸出する貨物列車を運行させます。

自分は面倒なので、旅客列車が走らない深夜の時間だけ、

貨物を走らせる設定としましたが、

きちんとダイヤが組める方は、お好みでダイヤを組んでも良いでしょう。

 

またこれとは別に、瀬塚から西隣に木材、農作物をトラックで輸出します。

道路が、最初から西隣に繋がっています。

 

奈桜駅と陽大寺を結んでいる初期配置のバスは、

シナリオ開始と同時に撤去しました。

観光碑がもともと、駅の有効範囲に入っているので、不要だからです。

観光客は徒歩で寺に向かうようになります。

(このプレイでは、以降バスを全く用いなかったため、

結果的に「バス不使用プレイ」となりました。)

 

旅客列車が、順当に利益を上げるようになります。

必要に応じて、編成、本数を増やしましょう。

 

2.行政施策を待ち、鉄道網を拡大

このシナリオは年代が古いため、非常に物価が安くなっています。

見かけの所持金は少ないですが、土地の価格も安いため、

積極策を取って最初からドンドン線路を延伸していくことも出来ます。

積極策を取った場合は、観光客100万人を初年度で達成することも可能でしょう。

 

しかし今回は、慎重策を選択しました。

費用の節約のため、鉄道網の延伸は、行政の助成金を待ってみることにします。

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出ました!

 

鉄道の新線候補は2つありました。

瀬塚城へ向かう北側の路線と、天麻駅から方星寺に向かう南側の路線です。

地上線路の助成金が、北の瀬塚川村に出たため、

北側の路線を先に敷設しました。

 

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助成金、思ったほど貰えませんでした……

 

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この時点で、南北の2つの隣町から、

陽大寺、瀬塚城の2つの観光地への観光ルートが開通したことになります。

 

方星寺への路線は、もう少し助成金を待ってみることとします。

 

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その間に、季節ツアー、運賃値上げ、好みに応じて新車両の開発などのプランを、

行いました。

この時代は、駅ビルがまだ建設できないため、

鉄道収益の多くを旅客車両運行に頼ることとなります。

必須ではありませんが、出来れば、より高い利益を狙える新車両を、

良いタイミングで導入したいところです。

 

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久しぶりに、異常検知警告が出ました。

問答無用のフリーズが頻発していた発売当初に比べると、

頻度も減り、かなりマシになった方ですね。

 

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のんびり開発を進めた1年目終盤の時点で、年間観光客数70万人。

2つの隣町から、2本の観光ルートを結んだ時点で、この数ですから、

3つ目の隣町への接続と、3本目の観光ルートを追加すれば、まず余裕ですね。

年間観光客数は、2年目に達成できるでしょう。

 

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1年目終了時の損益計算書、賃貸対照表です。

黒字決算で、利益剰余金もプラスになっています。

 

3.年間観光客数の達成

 年間観光客数は、2年目に達成することを目指します。

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1年目を黒字で終えたため、銀行信頼度が上がり、融資限度額が増えています。

追加で融資を受けるか、もしくは開始時の借金を一度返済した上で、

借り換えをします。

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2年目開始時の、クリア条件到達度です。

今の時点では、余り気にする必要はありません。

 

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残念ながら、新しい行政施策は出ないようです。

それでも、予定通り、方星寺への観光ルート敷設と、

西の大都市への接続を開始します。

 

方星寺への最寄り駅となる鉄道駅です。

西隣町からの観光客と、

南北から来て天麻駅で乗り換えた観光客が、

ここで下車します。

 

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西隣町との接続地点、由崎地区です。

ここから、方星寺方面へ、丘陵地帯を下っていく路線を建設します。

建設費がかかるため、路線自体は単線ですが、

後のことを考えて、接続部分は複線化しておきます。

 

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鉄道総延長が、80㎞となりました。

 

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路線図です。

緑の新路線が、西の隣街から方星寺までの路線。

赤の新路線が、天麻駅から方星寺までの路線。

現時点では、いずれも単線で、方星寺前にて折り返しています。

1年目に開発しておいた近郊型車両を走らせています。

 

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タイミングを見て、既存路線を走る車両も、近郊型に置き換えます。

鉄道利益が、少し底上げされます。

 

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月ごとの鉄道損益が、2億円を超えました。

元の車両を使用していた時と比べ、1.5倍ぐらい、鉄道利益が増えた感じです。

 

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半年足らずで、年間鉄道利益10億円を突破。

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2年目の秋には無事、年間観光客数のクリア条件を達成しました。

 

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鉄道事業の拡大も、この間に進めています。

手持ちの資金と相談しつつ、

路線の複線化、新駅の設置、車両編成の増加などを行っています。

 

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車両保管庫も拡大しておきます。

 

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事業は順調ですが、ここでミスをやらかしています。

3年目の最初に、プランより「株式公開」を行う予定ですが、

その前に「営業部拡大」を行い、プランの同時実行数を

増やしておかなければならなかったのです!

営業部拡大をしていない状態だと、プランの同時実行数は1。

「株式公開」が完了する7月末までの間、

「季節ツアー」などの他のプランが行えなくなってしまいます。

 

しかし、「人員増強」をサボっていたため、

社員数が、営業部拡大に必要な100人に足りません。

慌てて人を集めてみたのですが、間に合いませんでした……

 

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2年目終了時の損益計算書です。

意外にも、売上は昨年度より減少していますが、利益は増加しています。

利益率が高くなったということですかね。

 

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2年目終了時の、賃貸対照表です。

利益剰余金、純資産ともに、株式公開に必要な条件を充分に満たしています。

 

4.株式公開~クリアまで

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3年目の4月1日、プランメニューより、即座に株式公開を行います。

公開完了は7月30日となります。

 

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黒字決算のため、銀行信頼度はさらに上昇し、融資限度額も増えています。

資金を追加しましょう。

 

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3年目開始時点での、クリア条件の進行状況です。

住宅経済規模は、順調に伸びています。

鉄道総延長は、株式公開で調達した資金で、達成可能でしょう。

 

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地域の発展を促進するため、更に新駅を追加していきます。

 

前述した理由により、プランの実行枠を「株式公開」が塞いでいる間、

他のプランは実行できません。

資源取引の確認ぐらいしか、他にやることがないですね……

 

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無事に株式公開。巨額の資金を調達できました。

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借金は全て返済。融資限度額も巨額となりました。

これ以降、資金に困ることは、まず無いでしょう。

 

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住宅経済規模目標も、タイミング良く達成していました。

後は鉄道総延長だけです。

 

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株式公開で得た資金で、

南への農産輸出専用線を敷設したり、既存路線を複線化しましたが、

目標の総延長120㎞には、少し足りませんでした。

地上線路の行政施策がマップ中央の紡井町に出ていたので、

それを受託して、新路線を敷設。

建設途中で、条件達成です。

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5.クリア時データ

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シナリオクリア時の売上報告書です。

鉄道利益が、主要な収益源となっています。

当然ですが、子会社損益は、全ての年度において0となっています。

 

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列車部門の損益と、駅部門の損益です。

駅ビルが無い時代ですので、やはり列車が主要な収益源となっています。

南北を縦断する路線は、5両編成が常に満員の状態です。

今回のプレイでは、駅のホーム長は、最初からクリアまで

5マスで統一していましたが、

どこかのタイミングでホームをより長くした上で、

6両、7両編成の車両を走らせれば、もっと大きく稼げたかもしれませんね。

 

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クリア時の路線図です。

特にヒネリもなく、観光地同士をそのまま結んでいます。

西の隣街から天麻駅までの間を、全線複線化し、

農産を南に輸出するための、貨物専用線を接続しています。

鉄道総延長目標の達成には、それでも足りなかったため、

マップ中央部に線路を伸ばしています。

 

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今回最も利用者数が多かった、天麻駅です。

西の大都市から陽大寺方面へ向かう観光客や、

南北の隣町から方星寺へ向かう観光客は、ここで乗り換えます。

 

以上、

「通える古都を目指して」難易度達人・全子会社開始時即時処分・以降子会社コマンド禁止・角地接続禁止プレイ(バス不使用)

でした。

 

追記

・このシナリオは、観光地の全てがマップの隅、もしくは端に位置しているので、

 中央の平地部分を全く開発せずに攻略可能です。

 土地に余裕があり、公式シナリオの中では、

 クリア後の空港誘致を最も行いやすい地形だと思われます。

 開始年代が古いため、すぐには空港誘致は出来ませんが、

 やってみたい人は、挑戦してみるのも良いかもしれません。

 

・シナリオ開始時には、北隣町に「資材購入・制限なし」の案件が、

 南隣町に「資材売却・制限なし」の案件が存在します。

 両方契約すれば、大きな資源関連利益を狙えると思ったのですが、

 実際は上手くいかず、輸送すればするほど赤字となります。

 恐らくは、隣町での資材購入時の価格に何らかのバグがあって、

 不当に高い金額を支払っているためではないかと思われます。

 (隣町の購入価格にプラスして、何故か地域内の「保有分取得平均」額も

 差し引かれている?)

 次回のアップデート(1.1.0)にて、修正されていることを願いたいです。