鰊地下鉄道・企画室

▼「A列車で行こう はじまる観光計画」をはじめました。ご要望があれば記事を更新します。▼『A列車で行こう3D』『みんなのA列車で行こうPC』の「水と絶壁の間で」もよろしくお願いします。nishinchikatetudo@gmail.com

【はじまるA列車】「生まれ変わる避暑地リゾート」難易度達人・全子会社開始時即時処分・期限直前年度まで子会社コマンド禁止(娯楽系のみ建設可・売却不可)・角地接続禁止プレイ(駅ビル不使用)

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A列車で行こう はじまる観光計画』制限プレイ。

第五弾は「生まれ変わる避暑地リゾート」です。

難易度「達人」にて、以下の制限を課して、プレイしていきます。

 

1.シナリオ開始時、全子会社を即時処分。

2-1.以降、期限最終年度まで、子会社コマンドの使用を禁止。子会社の新規建設、買収、売却全てを禁止とします。

2-2.期限最終年度は、娯楽系子会社のみ建設可。買収、売却不可。

3.角地接続禁止。

4.ボーナス鉄道車両使用禁止。このマップで使う鉄道車両は、全てプランより改めて開発し直すこととします。

 

今回課した制限事項について、以下に説明します。

 

今までの制限プレイでは、開発初日に全子会社を即時処分し、以降全ての子会社コマンドを禁止してきました。ところが、本シナリオには、クリア条件として、娯楽経済規模が課せられています。

商業経済規模や住宅経済規模と異なり、娯楽経済規模条件の達成は、自然発展では現実的にはほぼ不可能。よって今回の条件「最終年度のみ、娯楽系子会社に限り、建設可」としました。

 

「角地接続禁止」は第三弾の「通える古都を目指して」の時と同様です。

nishinchikatetudo.hatenablog.com

このシナリオでは、南東、南西に角地接続が容易な地形があります。また、北東の王慈峠の隅の部分も、森林に覆われていて見過ごしがちですが、角地接続可能ポイントです。

 

「ボーナス鉄道車両禁止」ですが、このシナリオを何度新規開始しても「ボンネットトラック」と「キャブオーバートラック」の二種が最初から購入可能車種として存在しています。どちらがデフォルトでどちらがボーナス設計図なのかわからない状態ですので、このように表記しました。(今回はキャブオーバートラックのみを用いています。)鉄道車両に関しては、初期配置の車両と、新規に設計した特急型車両のみを用いることとします。

 

条件 年間観光客数60万人以上 街全体 3年以内

   娯楽経済規模100億円以上 街全体 3年以内

   年間鉄道利益30億円以上     3年以内

   (追加条件あり)

 

方針:1980年代後半のシナリオです。

   史実では、日本史上最も経済的に繁栄した時代とされ、

   ゲームシステム上でも、儲かりやすい子会社が多数出揃いますが、

   制限プレイではもちろん使用できません。

   鉄道と資源で利益を狙うことになります。

   資金に限りがあるため、最初から大開発を行うのではなく、

   行政からの助成金を活用しつつ、

   少しずつ輸送網を整備したいと思います。

   また、助成金収入は、開始時に背負うことになる固定資産売却損の

   穴埋めにもなるでしょう。

 

0.開始時の状況設定

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シナリオ開始直後に、銀行融資を受け、全子会社を処分します。

(今回は最初から銀行融資を受けましたが、後から振り返ると、

初年度からの融資は余り必要なかったようにも思います。お好みで良いでしょう。)

 

ビルを売却した際に、そこそこの額の「固定資産売却損」が帳簿上に記載されます。

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開始直後と、子会社即時処分後の損益計算書です。

12億円の固定資産売却損が新たに計上されていますね。

 

 

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同じく、開始直後と、子会社処分後の賃貸対照表です。

利益剰余金が大きくマイナスしています。

 

この固定資産売却損を何とかひっくり返し、

初年度から黒字決算を達成したい所です。

このシナリオの「達人」の期限は3年以内。

初年度から黒字を達成しないと、株式公開が不可能となり、

クリアが著しく困難となってしまいます。

また、利益剰余金も株式公開時の条件となっているため、

これもプラスに持っていきたいところです。

 

1.助成金を活用した鉄道網、道路網の整備

まずは行政から助成金を受け、鉄道網の整備を行います。

西隣町から笠間、羽成まで走る鉄道を、

中武ノ沢を経由し、南隣町まで接続します。

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助成金収入、大きいですね。

 

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六本松城の観光碑に届く範囲に、新駅を作りました。

東羽成駅です。

 

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南隣町との接続部分です。

鉄道路線自体は、当面単線運用ですが、

今後のことも考え、接続部分は複線にしておきます。

 

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咲久地域の資材工場から、資材を西隣街に輸出するための、道路を接続します。

この道路も、助成金が出ますので、受託してから敷設しましょう。

 

道路網はもう一か所、矢ヶ峰の伐採所の木材を、

南隣町に販売するための街道を敷設しています。

 

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東隣町と繋がる武ノ沢線との乗換えのために、新駅をもう一か所作っています。

「北中武ノ沢」駅です。

今後、ここが開発の拠点となります。

 

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4月7日時点での、交通網です。

緑色が、今回新設した路線です。南に繋がっています。

東から来た黄色い路線の観光客は、

新駅である「北中武ノ沢」で乗り換え、

北西の六本松城や大塩温泉に向かいます。

いずれも、現時点では単線です。

紫色は、トラックが走る木材輸出道路です。

 

武ノ沢、矢ヶ峰には、それぞれ最初から橋上駅があります。

その駅を改築、ホームを増築した上で、開発拠点とし、

東へ向かう路線をメインにする選択肢もありますが、

今回はそうしませんでした。

橋上駅のホームを増築する際には、日数がかかる上に、

固定資産処分損が、帳簿上記載されてしまうからです。

これが、開発初年度においては結構痛いです……。

新しく地上駅を建設した方が、帳簿上の赤字が少なくて済むため、

新駅の建設を選択しました。

(将来の複線化に備え、黄色線の駅周囲も、ある程度用地買収しています)

 

また、北の須磨神社との交通網は、現時点では敷設していません。

資金的には余裕があるので、初手から敷設しても良いのですが、

ここも助成金を待ってみたいと思います。

 

2.好調な資源輸出

5月15日になると、助成金が入金されます。

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武ノ沢の地上線路、羽成の地上線路、咲久の地上道路の助成金です。

これで、帳簿上の赤字はかなり改善されます。

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道路敷設は行政への寄付扱いのため、寄付金が大きな支出となっていますが、

助成金収入19億円は、かなり大きいですね。

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剰余金のマイナスも、少しですが減っています。

 

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今回のプレイでは、初年度の資源取引に恵まれました。

一方で……

 

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追加で発生する行政施策には、余り恵まれませんでした。

中武ノ沢の「地上道路」案件が8月に発生しましたが、要りません。

このタイミングの追加案件はプレイするたびに異なり

「地上線路」が出た時は、このタイミングで複線化事業に取り掛かれるのですが。

今回は引きが悪いですね。

 

咲久の「高架線路」案件も、不要です。

 

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プランメニューは「季節ツアー」を最優先とし、

公共交通機関利用率を高めています。

クリア条件に、鉄道利益があるためです。

その合間に、「人員増強」と「営業部拡大」を行い、

プラン実行枠に余裕が出来たので、特急列車を開発します。

 

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10月1日に、追加のクリア条件を打診されます。

中武ノ沢の商業経済規模240億円以上 3年以内です。

この条件を受託すると、40億円の追加資金が貰えます。

中武ノ沢は、何もしなくても勝手に発展し、この条件を自動達成するので、

受託した方が絶対にお得です。

 

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受託した瞬間に、目標の半分を達成した通知が出ます。

 

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1年目の半年が経過した時点での、クリア条件進行状況です。

 

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特急車両が完成したので、投入していきます。

 

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12月になって、新たに発生した行政施策。

おっ! 線路と思いましたが「高架線路」でした。

これも、必要ない案件ですね。

 

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初年度の観光客数は20万人強。

クリア条件の3分の1に届いたぐらいでした。

 

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月別の売上報告書です。

屋上運転台式特急を導入してから、鉄道利益が増えていますね。

 

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初年度の鉄道利益は10億円強。

やはりクリア条件の、3分の1を超えた程度です。

 

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1年目終了時の損益決算書です。

資源関連利益が一番大きいですね。

僅かですが、黒字を達成することが出来ました。

 

 

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賃貸対照表です。

行政から追加資金を注入されたこともあり、

利益剰余金はプラスに転じていますね。

 

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クリア条件進行状況です。

まだ焦る必要はありませんね。

中武ノ沢の商業経済規模は、何もしていないのに順調に伸びています。

 

3.停滞の2年目

2年目も、引き続き助成金を待ってみることとします。

 

が、有用な案件は、全く何も出ませんでした……

仕方が無いので、須磨村にバスターミナルでも作ってみることにします。

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 助成金を受け取ります。

 

 

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2年目の10月1日に、思わぬ朗報が入ります。

年間鉄道利益目標30億円の半分を、丁度半年で達成したと言うのです。

これは、下手にいじらないで、このまま進めても、

今年度中に達成できてしまうのでは?

 

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11月の上旬で、20億円達成。

下手に路線や駅を追加せず、このまま目標達成まで放置しましょう。

 

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月別の売上報告書を確認しても、

鉄道利益目標の達成は、まず確実です。

 

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1987年(昭和62年)の10月18日には、

史実のブラックマンデーを反映し、

このゲーム世界でも株価が暴落します。

欲しいけど高くて手が出なかった株式は、

この辺りのタイミングで購入するとお得です。

ja.wikipedia.org

 

自分はここで、「マイマイガス」を購入。

駅の運営費用を節約できる株主優待が得られます。

鉄道利益目標達成に向けて、少しでもブーストになるでしょう。

(車両の運行費が節約できる「東西電力」は既に購入済です。)

 

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一方で、12月には、商業経済規模目標を、無事に達成。

本当に、何もせずに達成出来ました。

 

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年間鉄道利益目標30億円も、翌年2月には達成出来ました!

 

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鉄道利益目標達成時の、全鉄道駅の収益です。

3億6千万円ぐらいとなっています。

 

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圧倒的なのは、特急車両による利益でした。

2両編成の「六本松線」

4両編成の「武ノ沢線」

5両編成の「中央線」

この3編成だけで、26億4千万の利益を叩き出しています。

全て単線です。

 

正直、このシナリオで最も難しいのは鉄道利益目標と考えていました。

達成のためには、株式公開後の全線複線化、駅ビル化が必要で、

一番後回しになると、予定していました。

観光客数目標より、先に鉄道利益を達成したのは、

このシナリオを遊んで、初めてだと思います。

これは、嬉しい誤算でした。

 

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2年目終了直前、3月31日時点の、賃貸対照表です。

利益剰余金は42億円。

株式公開に必要な18億円を、大きく上回っています。

 

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2年目終了時の、損益計算書です。

1年目と比較して、資源関連利益が減少し、

また良い助成金案件が何もなかったことは残念ですが、

鉄道利益は大きく伸びています。

 

4.3年目の判断ミス

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最終年度まで残ったクリア条件は、

「年間観光客数」と「娯楽経済規模」の2件。

最終年度開始日より、娯楽系の子会社建設を解禁します。

 

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3年目開始時点、4月1日の賃貸対照表です。

利益剰余金の減少が、予想以上に大きかったです。

税金の発生や固定資産の減価償却により、

一晩で42億円から11億円まで減ってしまいました。

これでは、株式公開はできません。

 

(構築物の減価償却期間は20年。1年で5%ずつ価値が下がっていきます。

前年度の終わりに約100億円だったのが、現在は約95億円になっています。

同様に、車両運搬具の減価償却期間は10年。1年で10%ずつ価値が下がります。

前年度の終わりに約29億5千万円だったのが、26憶5千万になっています。

いずれも、目に見えてわかりやすいですね。)

 

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ここは焦らずに、利益剰余金の回復を待ち、

1日も早い株式公開を目指すべきでしたが、

冷静さを失って、子会社建設ラッシュを行ってしまいました。

画面は、矢ヶ峰の木造学校脇に作った、体育館です。

この建設ラッシュが祟って、

剰余金は一時期7億円ぐらいまで減少してしまいました。

 

楽経済規模目標は、お金さえあれば比較的容易に達成できる目標です。

(最悪、資材工場のすぐ近くに、適当な娯楽系子会社を建てれば良い)

この段階で焦る必要はありませんでした。

むしろ、年間観光客数の方が、目標としては難しいため、

仮に子会社を建てるとしたら、新しい観光スポットを優先させるべきでした。

 

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更に遡って反省点を探すとしたら、

2年目の終わりに、王慈峠から北隣町へ、

木材輸出ルートを敷いたことです。

 

道路建設は、本作では寄付扱いのため、

かかった費用がそのまま総資産のマイナスになってしまいます。

(鉄道線路の場合は、現金資産が構築物や土地といった、

別の形の資産に変わったという扱いになります。)

 

もちろん、木材を輸出することで、最終的には利益になるのですが、

それまでには時間がかかります。

一刻も早い株式公開が優先されるこの時期に、

剰余金が減る選択は、取るべきではなかったかと思います。

 

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株式公開が実行できたのは、結局6月の半ば過ぎでした。

 

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観光客数がこのままでは明らかに足りないと判断し、

羽成と中武ノ沢の間に、新たに遊園地を建設します。

遊園地は、観光スポットの指定を受けられる施設の中では、

建設価格が比較的安く、建てやすい物件です。

 

資金は銀行から調達。

2年連続黒字のおかげで、銀行信頼度が上がり、追加融資が受けられました。

建築資材は、咲久の工業地帯からトラックで運び、

北中武ノ沢駅で蒸気機関車に乗せ換えて建築現場まで運んでいます。

貨物車両を開発する時間がないため、

シナリオ開始時に所有していた蒸気機関車を、そのまま使用しています。

 

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10月になって、須磨村の地上線路補助の行政施策が出ました。

遅い、今更になって、遅すぎるよ……

 

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10月15日に、やっと株式公開。

残された時間は、もう長くありません。

この資金で、急いで大開発を行います。

 

5.株式公開後の大開発

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残り期間が半年を切ったこの時点で、

観光客数はまだ25万人しか来ていません。

あと35万人を、残り5か月半で呼ぶこむ必要があります。

単純計算で、35万割る5=7

1か月あたり7万人弱の観光客が、来てくれれば良いのですが。

 

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遊園地もテコ入れが必要ですね。

 

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車両保管庫を拡張し、

 

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西から南へ走る路線を統合し、全線複線化。

遊園地駅が2面3線なのは、2番線に資材輸送用の貨物列車を退避させるためです。

貨物列車は、もちろん、蒸気機関車です。

 

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城、温泉、神社の近くに、

それぞれ資料館を建てています。

楽経済規模の拡大と、観光地の集客力アップの両方を狙います。

資料館は、観光地と相性の良い施設と言われていますが、

観光客増加の効果は、出るのでしょうか?

 

また、マップ上に点在する学校施設の隣には、体育館と弓道場を建設。

この地域の子供は、文武両道に育つことでしょう。

楽経済規模は、建設中の娯楽施設が完成すれば

達成できるでしょう。

 

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観光客、増えてくれ……

 

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11月末には、娯楽経済規模を無事達成。

 

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12月半ばには、観光客数も40万人を突破しました。

このペースなら、なんとかクリアできそうです。

 

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年が明けて、昭和64年1月1日。

遊園地も、それなりに人を集め始めました。

 

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元号が変わり、平成時代になりましたが、

この街では、蒸気機関車がまだ現役です。

 

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3月1日時点で、観光客数は57万人。

ギリギリになりましたが、クリア出来そうです。

遊園地も、作っておいて良かったですね。

 

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3月12日には、年間鉄道利益90億円を達成し、

 

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観光客数目標も達成!

 

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クリア条件達成となりました!

 

6.クリア時データ

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シナリオクリア時の損益計算書です。

3年目にして初めて、子会社損益が記載されています。

 

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賃貸対照表です。

大規模開発を行ったため、固定資産が大幅に増加しています。

利益剰余金も、充分に出ています。

 

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売上報告書です。

資源関連利益には、ムラがあります。

 

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観光ルートには、目詰まりが発生しています。

 

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目詰まりを起こしているのは、東から来た観光客が乗り換える、

北中武ノ沢駅です。

観光客数目標がギリギリだったため、

駅ビルに改築するタイミングが最後までありませんでした。

現在も、地上駅1のママです。

意図して縛ったものではありませんが、結果として今回のプレイは

「駅ビル不使用プレイ」となってしまいました。

 

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各旅客駅も、かなりの収益を上げていますが、

 

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今回最も活躍したのは、屋上運転台式特急列車でした。

リゾート特急って、そんなに儲かるのか!

 

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娯楽系子会社を周辺に配置し、追加施設で固めた遊園地は、

それなりに利益を出すようになりましたが、

 

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子会社の中で最も利益を上げたのは、

木造学校脇の体育館でした。

 

以上、

「生まれ変わる避暑地リゾート」難易度達人・全子会社開始時即時処分・期限直前年度まで子会社コマンド禁止(娯楽系のみ建設可・売却不可)・角地接続禁止プレイ(駅ビル不使用)

でした。

 

 

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今までの制限プレイ記事も、

是非お読み下さい。

 

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